高校3年生です。受験が迫ってきました。勉強はしているのですが、なかなか成績は上がりません。先生や親は、予習、授業、復習を大切にして、わからないことは質問しなさいと言われますが、いつ、何を質問して良いかわかりません。教えてください。
【回答】
人に何かを質問するというのは、大変ハードルが高いことだと思います。自分ができないとか、わからないということを相手にハッキリと伝えることになるので、恥ずかしいやら、緊張するやらなかなか大変です。親しい友人なら、まだ気軽に質問できるかもしれませんが、学校や塾の先生になると、質問に行ったけど不在とか、会議が始まるからと断られた等、更にハードルが上がります。また、本来気にすることはないのですが、質問すると迷惑じゃないか、こんな質問すると馬鹿にされるんじゃないかと考えてしまいがちです。質問に行かないための言い訳を考えるのではなく、「わからないことが知りたい」、「できないことができるようになりたい」のであれば、ゴチャゴチャ言わずに、『勇気を出して、一歩踏み出す』ことです。
質問の内容は、自分ができないことや、わからないことなら何でも構いません。他人にとっては何でもないことが、チョットした勘違いでわからなくなることはよくある話です。学校の先生に質問する場合は、授業後直ぐに質問するか、放課後のアポをとっておくのが最適です。
以前私が経験したのは、双子の姉妹が毎朝のように入れ替わり立ち替わり質問に来たことがあります。朝の時間は比較的先生を捕まえやすいと思います。よくそんなに質問することがあるのかと思いますが、質問に行くために質問を探していたのかもしれません。
質問するまででもないことと思っていたことを質問することは、「探究思考」や「深い学び」につながるのではないでしょうか。
みなさんも『勇気を出して、一歩踏み出す』ことで質問の壁を突破して、理解を深める学びに飛び込んでみませんか?